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すっぽんにガン細胞抑制作用がある?

東洋医学においては、すっぽんの背および腹の甲羅には小児のひきつけや悪性の腫瘍などに効果があるとして知られ、広く使用されてきました。
すっぽんに悪性の腫瘍に効果がある、すなわち抗癌作用があるとされる理由は次のとおりです。
その一つは、すっぽんの甲羅には血色素(酸素の運搬に関与する血液中の色素たんぱくで、脊椎動物では赤血球中にあるヘモグロビンをさす)の含有量を増やして免疫力を高める作用があり、また、白血病のリンパ細胞や胃ガン細胞の成長を抑制する作用があることから、抗癌作用を期待できるとするものです。

次に、すっぽんに含まれているセレン(体内を酸化から守り免疫系を正常に保つ重要なミネラルで、生活習慣病の予防となる元素)の活性酸素を除去する抗酸化作用が、高い抗癌作用を発揮するとするもの。
さらに、すっぽんのアンセリンとカルノシンというアミノ酸が、遺伝子を傷つけてガン化させる活性酸素を抑えることで抗がん作用を発揮するとするものです。
いずれも納得性のある理由ですし、学会などでは「すっぽん及びべっ甲の抗癌作用」「食事由来の不飽和脂肪酸:癌化学療法と放射線療法にたいする影響」といった研究報告も行われているようですが、臨床実験や詳細な研究報告を確認することができないため、「すっぽんにはガン細胞抑制作用がある」と断言できないのが実態です。

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